シューズとチョーク、あとは自らの肉体のみで行うボルダリング。できるかぎり自然な状態で岩登りを楽しむものなのに、そこに存在するクラッシュパッドという存在。このことに関しては、思うところがある人もいるでしょう。でも、
いまや裾野は大きく広がり、スポーツとして成立するようになったボルダリングだからこそ、安全性の確保という方向は、やはり必然なのかもしれません。

鮮やかなオレンジは、どこに敷いてあるかがひと目でわかる。
そんなクラッシュパッド界に新たに参入してきた PETZL。ヘッドランプのイメージが強いですが、元々はケイビング(洞窟探検)ツールのメーカーとして誕生し、今ではハーネスやカラビナ、ヘルメット、ロープなど、クライミングツール全般を手掛けるアウトドアブランドです。プロ向けのハードなツールを作る PETZL が出すクラッシュパッドだけに、さまざまな工夫が施されています。

折り畳み時のサイズは W65×H100×D25cm。広げると W118×H100×D10cm になります。
パッド本体は3レイヤー構造になっていてクッション性が高く、さらにヒンジがないので、広げると全体が均一な厚さに。また、ファスナー付きのフラップが付いていて、閉じると中が収納スペースになります。また、ショルダーストラップやチェストストラップ、ウエストストラップは調節しやすいバックル付きで、アプローチ時の負担を減らしてくれます。ちなみにこの ALTO より大きいものが欲しいなら CIRRO という特大サイズもラインナップしています。